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2017.12.10 Sunday  | - | - | 

「純愛ポートレイト」著者:崎谷はるひ イラスト:タカツキノボル

崎谷 はるひ
フロンティアワークス
¥ 690
(2009-08-13)

JUGEMテーマ:読書

【あらすじ】
写真学科に通う美大生・篠原亮祐は、バイト先のコンビニに毎晩訪れる真面目そうな隠れ美形会社員を気に入り、毎日見るのを楽しみにしていた。そんなある日、ひょんなことから彼・小井博巳に貸しが出来た亮祐は、彼をモデルに写真を撮らせてと頼む。レンズ越しに素の博巳と向き合うにつれ、外面とその素直さとのギャップに新鮮さを覚え、彼自身に惹かれる心を止められず――。

相変わらず、分厚い…。
聞いたことないタイトルだから新作だと思っていたら、ラキアノベルズから出た『恋はあせらず』に掲載された作品の加筆修正+後日談書き下ろしだそうです。
中編3編の1つとして掲載された作品からどれだけ加筆されたんだ?


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ダリアからでイラストがタカツキノボルさんだったので、『不埒なモンタージュ』とでもリンクしているのかと思ったが、独立したお話でした。

カメラマン希望の大学生と社会人のお話。
酔っぱらった受けの博巳を攻めの亮祐が介抱をしたことをきっかけに親しくなった2人なのですが、博巳は会社で嫌がらせを受けていたりして…とまあ、前半の表題作は器用なために何事もそつなくこなしてきた分、物事や他人に対して真剣に向き合ったことなかった青年が、初めての恋をし、相手のためにいろいろとがんばる話だったりします。
なんか、こういうふうに書くと、200ページも超えた話のように思えないなあ…。
ラキアのほうを読んでいないから違うかもしれないけれど、もともと中編というか短編だった作品をベースにしているから事件的には短いページですむのだろうな。
だから、増えたのは主に心情面?
あと、後半書き下ろしへの伏線とかかね。
受けの博巳は、弱そうに見えて実は強い受けでした。
嫌がらせをされても、ひとり耐え続ける強さがあるというか…。
まあ、その耐える強さが後半の『熱愛モーションブラー』では裏目に出たといいますか…。

前半の『純愛ポートレイト』では出会って恋人になるまでの話なのですが、書き下ろしの『熱愛モーションブラー』ではいきなりお別れから始まります。
受けがいろいろと思い悩んで別れを切り出すというのは『ヒマワリのコトバ-チュウイ』とか、『ビターショコラの挑発』あたりであったのですが、なんか少々勝手が違うというか。
別れを切り出された攻めに余裕がないってところがかしら?
『ヒマワリ〜』とか『ビターショコラ〜』の攻めは受けが2人の付き合いに疲弊しているのを感じ、一旦距離をとることを了承するけれど、見守りつづけるという余裕があったのですが(実際、攻めは別れたつもりはなかったりする)、今回の攻めは別れを切り出されたことにかなりショックを受け、だけど未練タラタラ。
別れた相手を想い続け、見守り続けるというのは変わらないのですが、かなり女々しいといいますか〜。
でも、そこらへんに親近感がわくかな?
崎谷作品の攻めって、年下で、しかも学生でも策士のところがあって、受けを手に入れるため、いろいろと考えていたり、他の連中と身体の関係があっても、本当に身体だけっていうところがあって、20歳そこらの若造のくせに、こんなヤツ嫌だわ…って思うところがあるし、また、そういう攻めにいつの間にやら雁字搦めに捕まってしまっている受けが気の毒な気がしてならなかったのだよな。具体的にいうと『勘弁してくれ』とか『ハピネス』あたりね。
これらの攻めに比べたら、亮祐はまだかわいいもの?
確かに、モテるし、博巳に出会う前は男だろうと女だろうと綺麗な顔をしている相手なら見境なしなところがあったらしく、こなれたセッ○スをするのだけど、初めて本気になった相手に想いが通じて浮かれて足元をすくわれるくらいの年相応(?)のところがありましたよ。
『勘弁〜』とかは、せっかく捕まえた受けを逃がさぬように、逃げ道を塞いだり、自分なしではいられないように身体のほうも心の方もメロメロにさせるための策を忘れないというか…。
うわっ、改めて嫌な奴らと思ってしまう!!
そういう攻めどもに比べたら、本当にかわいいものでした。
過去のヤンチャを本当に悔やんだり、別れたことを周りの人間に話すと取り返しがつかないことになるような気がして云い出せなかったりするところとかがね。

だけど、そのせいか、いつにも増して説教臭い作品にはなったな。
っていうか、本当に説教していたし。
攻めの過去のヤンチャぶりに対して、いろいろと諭す受け。
性格なのかしら?25歳にしては説教の内容が大人過ぎ?
学生と社会人の差は大きいのだけど、まだ25歳だよ。
社会人数年のひとの対応ではないかと。なんか40近い大人が若者の無謀ぶりを諭すような説教の仕方だったような〜。
真面目な性格だからってことなんでしょうね。

しかし、今回の作品で一番驚いたのは、アンアンのシーンでありまして…。
最近の崎谷作品はアンアンのシーンが以前に比べるとあっさりというか薄味(というか、前が濃い過ぎ…)になったと思っておりましたが、今回はそんなものではない驚きが!だって

攻めの方がアンアンいってるよ!!

いや、びっくり!!
経験は攻めの方が年下でも多いのにさ…。
それだけ、過去の所行や己の浅はかさから生じた一連の事件を許してもらって、元鞘に戻れ、再び身体をつなげることができたことに感極まったってことなんだろうけどさあ。精根尽き果てたのも亮祐のほうだったり。
崎谷作品に限らず、たいていのBLは受けがアンアン云ってることが多いので、ある意味新鮮でした。
まあ、書いてないだけで、受けもアンアン云わされているのだとは思うけどね(笑)
2009.08.13 Thursday 00:10 | comments(0) | trackbacks(0) | 
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