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2017.12.10 Sunday  | - | - | 

「恋と愛の境界線」著者:遠野春日 イラスト:高久尚子

遠野 春日
フロンティアワークス
¥ 580
(2009-09-12)

JUGEMテーマ:読書


【あらすじ】
警視庁捜査一課の刑事として優秀で、繊細な美貌の持ち主の藤堂隆伸。だが、藤堂は過去のトラウマから他人と打ち解けることができず、周囲からも敬遠されがちだった。刑事はふたり一組で捜査にあたるが、そんな藤堂の相棒となったのは明朗快活な好青年、新米刑事の須田輝明だった。殺人事件の犯人を懸命に追ううちに、優しく頼りがいのある須田に藤堂は次第に惹かれていくが……。


別に毎回新刊出たら読む作家さんではないのですが、昔の作品の文庫化だし、先月出た作品とリンクしているというからね。
でも、別にリンクというほどでもなかったような。
それぞれ単独で読んでもさほど支障はないと思います。


web拍手

2003年にリーフから出た作品の文庫化。
セレブな登場人物が出てこないところが個人的には良かったです。
その人を取り巻く環境は重要だけど重要なのは人柄なんだよ。いや、金持ちでももちろんいいのだけどね。
あと、人柄といっているが、別に善人じゃないと駄目ってことはないよ。
鬼畜でも構いませんよ。キャラが立ってさえいれば。
まあ、あくまでもBLなどのフィクションにおけるはなし。
自分の実際の相手で鬼畜は嫌です。

さて、今回は刑事同士の話でした。
受けの藤堂は若くして警部補の肩書きはありますが、ノンキャリアあがりということで、最近の遠野さんの作品の登場人物のように無駄にゴージャスではなくて、個人的にはホッとしております。
容姿は美人さんではありますけどね。
相手の須田は刑事なりたて。
誰からも好かれる好青年。
大型ワンコですね。そんなにヘタレでもなくて結構頼りがいもあったです。

とある事件でコンビを組むことになった二人が事件をおうごとに親密になるというわけです。
結構、事件のことがちゃんと書かれていたように思います。
その分、恋愛は薄味?
受けは幼い頃に母親から虐待されていたということで、トラウマ持ちだったりします。
そのため、他人と距離をおき、誤解されやすいのですが、まあ攻めはそんな難攻不落な受けの心にもスルスルと入ってきておりました。
受け視点のため、いまいち攻めの気持ちが分からなかったけどね。
一人称の小説ではどうしてもそういうことがあるよね。

今回は内容云々よりも事件関係者を追って、主人公2人が福岡へやってきたことに反応してしまったのですが…。
遠野さんは福岡県出身ですから、まあ街の様子の描写はリアルというか〜。
多分、駅のそばのスペイン風の床のフロントがあるホテルっていうのはあそこのホテルなんだろうなあ〜とか、地下鉄から屋台へ向かう道のりの描写を読んでは、あそこらへんの屋台へ行ったんだなあ〜とかそういうことに反応してしまいました。
いや、福岡舞台ってあんまりないからさあ。
そういえば、まだ感想を書いていないけど、いつき朔夜さんの新刊も福岡が舞台のようですね。あれは北九州市が舞台だと思うけど。駅前のデパートの描写でそう思った。
ご当地が舞台ならではの楽しみでした。

たださあ、個人的に思ったことにトラウマもちの藤堂が相談できる数少ない人物ということで監察医の先生が出てきたんですが、この人物って必要だったのかしら?
いや、相談できる相手としてはよかったのですが、実は藤堂はその先生と過去に身体の関係があったということが書いてあって…。
恋愛関係があったわけでなく、セクシャル的な関係でなく、どちらかというとセラピー的な関係でそういうことがあったらしいのですが、そんな過去が必要だったのかしら?
須田がそのことを知って嫉妬するとかいう展開があったわけでもないし…。
そこまで監察医の先生が登場するわけでもないし…。
もっと、そのとき監察医の先生に抱かれないと藤堂が壊れてしまうくらい追いつめられているとかいうことが書いてあれば納得できるかもしれないけど、本当にさらっと書かれていてさ〜。
だから、余計にそういう過去があったという文章を読んで、はっきりいって個人的には不快だった。
それともその監察医の香川先生って他の作品の登場人物だったりするの?
ちゃんと恋人もいるみたいだしさあ。
そういうサービス的な登場だったのかもしれないけど、個人的にはそういう関係はやめてほしかったです。
そこが個人的には減点な作品でしたが、登場人物は好感持てる作品でした。
やっぱり、昔の作品の方が好きです。
あと、前回も云ったが、高久さんの絵柄もこの頃の方が好きだな。

さらにもう一つ気になった点。
屋台でナマものを出したら違反だよ。
いや、屋台で食べたものが生ガキとか刺身とかだったから。
以前、フレンチの屋台(そういう屋台もあるのだよ。あとカクテル専門の屋台とか)へ行った時、ナマもの出せないから、デザートがないってお店のお兄さんが云っていたのだよ。
いや、別に大したことじゃないけどね。
2009.09.16 Wednesday 00:41 | comments(0) | trackbacks(0) | 
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