<< September 2020 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>

スポンサーサイト

[ - ]

一定期間更新がないため広告を表示しています

2017.12.10 Sunday  | - | - | 

「告白はフルコースのあとで」著者:うえだ真由 イラスト:あさとえいり

JUGEMテーマ:読書

【あらすじ】
俺はいつだって本気だ。店を始めたときも、今こうして口説いているときも
大学時代の先輩から、とあるフレンチレストランの経営改善を依頼されたフードコンサルタントの悠里。だがオーナーの因近は、傲岸不遜なロマンチスト。シビアな悠里とは相性最悪の相手だったはずなのに…

大学時代の先輩から頼まれフレンチレストランの経営改善を担当することになったフードコンサルタントの高宮悠里。ところがオーナーの伊井因近は常軌を逸した金銭感覚の上、傲岸不遜な頑固者。無計画な経営で赤字が続き、このままでは資産を食い潰すのみ…。だが因近は悠里の助言を一切受け入れる様子はない。経営立て直し以前に因近を理解することから始めた悠里だったが、いつしか単なる仕事相手として以上に彼のことを知りたいと思うようになり……。

うえださん初のシャレード作品だそうです。
でも、そんな感じがしないといいますか〜。
イラストがあさとえいりさんだからかな?
ゴールデンコンビといいますか。
なんとなく、この組み合わせというだけで安心して買えるといいますか。


web拍手

シャレードは今月レストランフェアでもしているのですか?
偶然なのか必然なのか知らないけれど、レストランで働くひとたちの作品が2作もありますよ。
もう1冊の感想は明日にでもしたいと思います。
まず、第一弾はこちらの作品。

レストランが舞台といってもシェフとかソムリエとかまたは客とかが主役ではなく、オーナーとフードコンサルタントが主人公です。
縁の下の力持ち的存在の人たちですね。
お客に直接かかわり合うことはないけれど、重要なポジションの人たちだとは思いますが、この作品ってさあ…。
8割方、この2人だけで物語が成り立っているのだよね…。
そりゃあ、主人公2人ですからこの2人がいれば物語は成立するのだろうけどさあ〜。
でもねえ…、個人的には、「せっかくレストランが舞台なんだから…」って思うのだよねえ。

レストランが舞台というとBLではありませんが、テレビドラマの『王様のレストラン』を思い出します。
レストランというのは大企業のような大勢の人がいるわけではないけれど、シェフ、ソムリエ、パティシエ、ギャルソンと様々は職種のひとがいるわけです。
また、シェフのなかでもそれぞれの地位とか役割があるわけです。
ぎゅっと凝縮された格差社会があるといいますか〜。
立場によって視点が違うというか、それぞれの立場でそれぞれの考えがあるわけですよ。
あのドラマはそれぞれのポジションのひとたちが上手く描かれていたと思います。

でもね、今回の話はそのレストランの内部ではなく、外堀をかためているひとたちの話だったのですよ。
で、内部のひとたちがどう思っていたかは語られないまま。

レストランというものにロマンを求める伊井の考えは解らないでもないけれど、個人的にはお坊っちゃまの道楽?と思えてならない。
世の中不景気の昨今だから余計にそう思うかもしれない。
確かに彼は己の信念を貫けているから、赤字続きでも構わなかったのかもしれないけれど、ほかの従業員たちはどうなんだ?
明らかに客が来ない店に1年半も働いて不満や不安はなかったのかしら?
わざわざ引き抜くぐらいの腕を持っているシェフはその自慢の腕をふるう機会がないことに何も思わなかったのかしら?
利益率度外視で好きな食材を使わせてくれるオーナーでラッキー♪なんて呑気に思っていたのかしら?
でも、食材が無駄になっていたのでしょ?豪華な賄いの材料になっていたのかしら?
そんなことが気になってしまいました。
従業員たちは名前すら出てこなかった脇役だったので、何を思って働いていたかは不明なままです。
でも、個人的には気になったわけですよ。
だって、選び抜いた従業員なだけあって、プロの誇りとかあったと思うわけですよ。
時々いく、福岡でもトップクラスだと思うフレンチのソムリエとか以前に何呑んだかとかちゃんと覚えているのだよね〜。
それくらいプロフェッショナルのひとたちなんだよ。
そういうプロが周りにいたと思うのに、そこらへんのひとたちが活かされていなかったのがなあ…。
主人公2人の恋愛話としては十分面白かったのですが、レストランものというジャンルを期待していたら、ちょっと不満を覚える作品でした。
脇役でもこんなオーナーをもってどう思っているか少しは語ってほしかったな〜と個人的に思いました。
まあ、恋愛話としては満足ですけどね。
ハードル高かったかしらね?
でも、一番共感できなかったのは、攻めの浮き世離れっぷりかもしれない。
2010.02.26 Friday 22:55 | comments(0) | trackbacks(0) | 
<< 「高潔であるということ」著者;砂原糖子 イラスト:九號 | main | 「甘い運命」著者:高遠琉加 イラスト:麻生海 >>

スポンサーサイト

[ - ]
2017.12.10 Sunday 22:55 | - | - |