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2017.12.10 Sunday  | - | - | 

「裁きの騎士に恋して」著者:遠野春日 イラスト:蓮川愛

JUGEMテーマ:読書

【あらすじ】
失恋した者同士、傷を舐め合うように肌を重ねた記章と仁。それがきっかけで付き合い始めたものの、記章は仁に想われている自信がなかった。そんな時、身に覚えのない横領疑惑が降りかかり……。 2010年6月刊。

遠野さんの初の花丸文庫作品。
正直、遠野さんの作品だけでは買ったかどうか〜。
イラストが蓮川さんだったというほうが決め手ですね。


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編集さんのリクエストだったとはいえ、そのレーベルでの初の作品が他社から出た作品のスピンオフというのはどうだろう?
全然そういうことを知らずに読み出し、あれっ?なんかこの人たち知っているような〜と思ったよ。
読まなくても大丈夫なように主人公2人の出会いとか説明してはいるけれど、やっぱりこれは読んだ方がいいような気がする…。
しかし、先ほど、今回の主人公2人の出会いの話である『金のひまわり』に掲載の『水族館の夜』を読んだが、なんとなく印象が違うような〜。
今回の作品が受け視点であるのと違い、短編である『水族館の夜』は攻めの視点というのもあるだろう。
しかし、『水族館の〜』では、7年間も付き合っていた恋人の裏切りにより傷付いた男が、とある男と酔ったせいで関係を持ち、狼狽えながらも印象に残ったその青年をなんとなく忘れずにいたら、再会し新たなる恋の予感が…。って話だと思うのだけど〜。
あくまでも特別な相手になる「予感」でしょ?
現に、そう書いている。
それが、今回の作品では思いっきりラブラブに〜。
いや、その『水族館〜』のラストから1年…、せめて半年くらい時が過ぎていれば、その間に「特別な相手」に変化したということに納得できないこともないけれど、今回の作品はそれからたったの2週間後。メールや電話でコミュニケーションをとったのかもしれないが、実際顔をあわすのはたったの3度。で、この人たち東京ー大阪間の遠距離恋愛だから本当に顔をあわすのは数回なのよ。
それなのに、ここまでメロメロになるのか?
いや、世の中、一目惚れというのもあるだろう。
運命の出会いなら、逢った回数なんか関係ない?
でもさあ、攻めの朝比奈仁という男がそういうタイプには思えない。
受けの記章は分からないでもないけれど…。
タイトルが『裁きの騎士〜』となっているのは、朝比奈の職業が判事補というものだからなのだけど、少なくとも今回は役立たず。
記章の身の上に降り掛かった災難に対し、彼ができたことは、職業柄、弁護士の知り合いが多いため、そのひとたちを紹介できたことと見守ることだけ。
あっ、傷付いた心を身体で慰めたってこと?

記章は控えめといえばいいが、少々卑屈っぽいところがある。
朝比奈の元カレと自分を比べて落ち込んだり。
確かに、優秀な弁護士である朝比奈の元カレに比べたら平凡だとは思う。
でも、そういうところが朝比奈にとってはいいのではないかなあ〜。
結局、朝比奈は相手を守りたい、庇護したいと思うタイプだから、元カレである泉樹みたいに自立しているタイプでない方があっているのだと思う。
適材適所なんじゃないかなあ〜。
とりあえず、身体の相性はいいのだろうと云いたくなるほど、そういうシーンが多かった。花丸文庫にしては多くないか?Blackでないのにとか思った。

まあ、悪い話ではないけれど、なんとなく遠野さんらしくご都合展開も多かったような。
だいたい、判事補で大阪に転勤になって、たった4か月で再び東京に戻るようなことがあるのか?
いや、そういう事例があるのかないのかも知らないが。
私はてっきり、今回の事件で受けの側に居られないことが歯がゆくて、弁護士に転向するとかいうものになるかと思っていた。その展開もどうかとは思うけれどさあ〜。現実的にはどうなの?
判事補が男と同居ってまずくない?とかも思ったり。
まあBL界の判事ではそういうこともあるのだろう。

なんていうか、本編だけ読んでいたらそうでもなかったけど『水族館〜』を読み直したら、ちょっとどうなの?っていうところが増えたな。
10年も昔の話だから仕方ないのかな?
個人的には続編を書いてくれたことは良かったと思う。正直いって、放置状態だったからさ〜。
ただ、如何せんタイムラグが長過ぎた。

ところで、『金のひまわり』のあとがきで「他社さんから続編を出していただくことに〜」ということが書いてある。同じ主人公たちを書かせてもらうのは〜みたいなこと云われているが、今回はあくまでもスピンオフ作品でしょ?ということはシリーズ続くの?
まあ、どうなのかはそのうち分かるでしょう。
2010.06.21 Monday 23:23 | comments(0) | trackbacks(0) | 
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2017.12.10 Sunday 23:23 | - | - |