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2017.12.10 Sunday  | - | - | 

「はなやかな哀情」著者:崎谷はるひ イラスト:蓮川愛

JUGEMテーマ:読書

【あらすじ】
事件に巻き込まれ、記憶喪失になった慈英。臣のことを忘れた慈英に臣は……!? 大人気シリーズ、待望の書き下ろし最新刊!!

長編は4年ぶりらしいけど、昨年末に短編(中編?)集がでたので、あまり久しぶりの気分はないな…。


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最初にあらすじを読んだ時、正直いって

なんてベタな展開…。

と思ったのは私だけではないと思う…。
そこらへんは崎谷さん自身も思っているようで、あとがきでそう述べていた。

すでに出来上がりまくった、交際歴7年のカップル。
倦怠期がとっくにきてもいいはずなのに、倦怠期どころか、夜の関係がどんどん濃厚になるバカップルに試練がくるとしたら…。
昔の恋人とか、生い立ちの因縁とか、そういうことでは離れられそうにない…。というか、そういうのはとっくに乗り越えた。
だったら、付き合っていた事実を忘れるというのが最大の試練だとは思う。
まあ、ベタとは思うが、それくらいやらないと仕方がないとは思わないでもない。

で、読む前から臣の態度はなんとなく予想できた。
年末に出た短編集が付き合いだしたころから最近までの出来事が綴られていて、臣の変化がそれで感じ取れていたからね。
慈英の気持ちを疑うわけではないけれど、もともとゲイでない男を引き込んだという負い目、その生い立ちやかつての恋愛(っていえるものかどうかは疑問。単なる身体の関係だけかもしれない)のトラウマか、永遠の愛というものを信じていない。
いつかは、自分から離れるだろうと思い、せめて今だけでもあるならと頑なに思い込んでいたから、記憶喪失という不可抗力な理由とはいえ、忘れられてしまったということに、深い悲しみを感じながらも、どこかで来るときが来たって感じだったのではないだろうか。
せっかく7年かけて、その臣の恋愛不信を解いたのに、自らそれを復活させるとは…。
事件に巻き込まれ不可抗力かもしれないけど、慈英って…。

今回は読者の怒りを一身に受けただろうな〜。
恋人を忘れたというだけでも怒りの対象なのに、そのあとの態度が…。
なんていう悪態ぶり。
臣の態度は予想できたのだが、慈英の態度は予想外だった。
記憶を失った彼は臣に対してそつなく礼儀正しく接するのだと思った。慇懃無礼といってもいい。
しかし、実際は臣に対してだけ感じが悪い。
いや、ほかの人に対しても実際は一線ひいて態度悪いのだけど、それなりの礼儀をわきまえてはいた。
結局、臣だけは特別だったってことかい?
態度は悪かったけど、ある意味、自分の感情を表にだしていたから。
一線を引くどころか、線をひく臣の態度に苛立ち、八つ当たりしていたわけだから。
ややこしいやつだなあ〜。
よくぞ、臣は我慢して、待っていたな。
7年の歳月は無駄でなかったってことだな。
まあ、最終的にはめでたしめでたしで良かった。
シリーズはまだまだ続くようで〜。
次は入籍編?

ところで慈英が巻き込まれた事件を捜査していた刑事の島田さん…。
この作品にまで出たのか…。
崎谷さんの作品はどうやら同じ世界に存在しているようだ。
この島田さんって『いつでも瞳の中にいる』では攻めの高校からの先輩だったし、『鈍色の空、ひかりさす青』では攻めの後輩だった。
で、今回は事件の担当。
なんていうか、気が付いたら周りがホモだらけ。
BL界ではここまでホモに囲まれていたら、もれなく当人もホモに決定だが、そのうち島田さんのハニーなりダーリンなりは出てくるのだろうか?
なんか、相手が男だろうと女だろうと恋愛の縁がなさそうな気がしてならない…。
彼に春がくるのか?
しかし、今回の作品は名前だけとはいえ、「福田美術画廊」まで出ましたね。
いろいろと世界がつながっているよな〜。
そのうち相関図でも作ってみようかしら?
2010.08.20 Friday 23:45 | comments(0) | trackbacks(0) | 
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2017.12.10 Sunday 23:45 | - | - |