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2017.12.10 Sunday  | - | - | 

「闇を抱いて眠れ」著者:秀香穂里 イラスト:小山田あみ

JUGEMテーマ:読書

【あらすじ】
「俺は人を殺してしまった」。深夜、泥酔してバーに転がり込んできた、端整なスーツ姿の美青年──。店主の武田(たけだ)は放っておけず一晩の宿を貸す。けれど翌朝、目を醒ました彼・直哉(なおや)は、自分の名前と殺人の記憶以外、全てを忘れていた!! 「俺が何者かわかるまでここにいさせて」そう言って縋ってくる直哉。彼は本当に殺人者なのか? 怯える姿に庇護欲を刺激され、次第に劣情を煽られる武田だが!? 

あらすじの「人を殺してしまった」というのだけ印象に残り、端整な〜とかそういう件をろくに読んでいなかった為、記憶を失ったのは攻めだと思っていた。
まあ、新鮮な気持ちで読めたかな…(言い訳…)


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秀さんの作品でイラストが小山田さん。
そして、記憶喪失の男が人を殺したかも…。
ドキドキハードロマンかと期待♪

ゲイ専用のバーのマスターである武田。ある日店に転がり込んできた美青年を泊まらすが、彼には記憶がなく…。
警察には行きたくないというその男・直哉を1ヶ月限定で泊まらすことに〜。
別に武田は人情篤い男ではない。
正直云って、厄介なのをひろったなと思っている。
ただ、おびえる男を引きずりおろし警察に連れて行くのが面倒なだけだったと思う。
自分よりも腕力がなさそうな直哉が人を殺したかもというのを信じなかったのもあるし、どうせいざとなったら自分の方が強いさって思っただけなんだと。
ところが、いざ一緒に暮らしてみると邪魔にならない。
ひょうんなことでカラダのカンケイまで至ったら相性が良かった。
そんな些細な出来事の積み重ねだけど、直哉は武田の心の隙間に入り込んできて、いつの間にやら居るのが当然な存在となる。
両親の突然の死により虚無を感じた武田。一時は自暴自棄になったが、立ち直る。でも虚無は抱えたまま。
その心の空洞を直哉が埋めていく。
厭世的な生き方をしていた武田だけど根は寂しかったのか…。
一旦、直哉を受け止めると、かなり情の濃い男である。
そんななか、直哉の記憶が…。


本を開いて、最初に目次を見たら、中編2作なのかと思った。
後ろの初出を確認したら、表題作は2007年発表なのね。結構前の作品だなあ…。
その後に雑誌で発表した作品はとっくに文庫化しているのになあ…と思ったのだが、読んでいる途中で思った。
これ、1作目の表題作で物語完結しそうだよ…。
これの後日談書けって云われたって、そりゃあ難しいよ。
って、ちゃんと今読んでいる表題作はハッピーエンドになるんかい?
とまあ、表題作の話を読んでる段階で後日談はどうなるんだい!?と訳の分からない心配をしてしまった…。
だって、まあ中編のページ数でちゃんと記憶喪失の男の話を書ききっているのだもの。
後日談って…。
ラブラブ話になったら、それはそれで温度差がありすぎだし…。(ショートならいいけれど、中編ならちょっと…)
それなら、記憶を戻したとたん、記憶をなくしていたときのことを忘れるかっていうのは、表題作とのラストと辻褄が合わないし、それもねえ〜。
なんて思っていたら、秀さんはちゃんと後日談もサスペンスっぽいハードロマンを書いてくださいました。
まあ、ちょっと後日談に出てきたキャラを最大限に生かしきれていないような気はするが…。
えらく、武田が甘い男になったなあ…とは思うけれど、表題作のフォローもされており、おおっ、こう来たか!と思うものもあった。
個人的には秀さんはこういうハードロマンっぽい設定の方が好きだな。
そして、小山田さんのイラストも作風にあってよかった。
でも、これって、表題作の内容で1冊じっくりでもよかったような〜。
それはそれで間延びしたかもしれないが…。
どうだろう?
2010.11.09 Tuesday 22:13 | comments(0) | trackbacks(0) | 
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