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2017.12.10 Sunday  | - | - | 

「ミステリー作家串田寥生の考察」著者:夜光花 イラスト:高階佑

JUGEMテーマ:読書

【あらすじ】
古い信仰が根強く残る閉鎖的な孤島で、7年ぶりに開かれる大祭――。
人気ミステリー作家の串田寥生(くしだりょうせい)は、次作の舞台として興味津々。
島の出身で担当編集者の神凪守(かんなぎまもる)は、密かに想いを寄せる串田に請われ、取材で島に向かうことに。ところが、そこで見たのは、実家と神社を繋ぐ隠し通路、祭壇に飾られた乳児の白骨…。
守は帰りたい気持ちとは裏腹に、推理が冴える串田に想いは募り!? 

これも小冊子目当てで購入。
スピンオフだったのか…。
多分、前作読まなくても大丈夫だろう…。


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ミステリーと因習ものがミックスされたBLといいましょうか…。
タイトルに作家の串田の名前がついているのに、視点はその担当編集の神凪であります。
正直、タイトルに『考察』とついているほど、内容がロジックなわけでもなく、なんとなくタイトルがもたらすイメージと作品内容が合っていない印象なんですが…。

そして、個人的には因習ものとしても、ミステリーものとしても中途半端だという印象。
密室殺人?と思わせといて、真相はあっけないし、因習ものとしては、あっけなくそちらは解決。
長年繰り返された儀式の割にはそんなものか?とか思ったり。

姉妹の、特に妹が暗い闇を抱えていたわりにはさらっと書かれているというか…。
男しか愛せないという性癖故に跡取り息子として大事にされていた身分から一転として勘当された身の上とはいえ、そういう家の事情を知ったのに、東京へ帰り、今までのように過ごす主人公の神経を理解出来ない…。
家族ともわだかまりを抱えながらも縁を切るわけではないしさあ…。
自分を勘当した父親は死んでいるのだから、もっと島へ帰ろうとか、それか反対に完全に縁を切ろうとか思わないのかなあ〜。
とりあえず、今回の祭りはなんとかなるとはいえ…。
妹になじられようと、結局、表面上しか悩んでいないというか…。
別に殺してはいなくても、監禁しようとしたわけだし、殺意がないとはいえ、傷害致死にはならないか?
それに対して思うところはないのか?

っていうか、あんたの頭の中は恋愛面しか占めていないのか?と云いたくなった…。
結局、いろいろにつけて「串田さん、串田さん」
普通、ああいう状況で想いを遂げても、もっと色々考えるかと…。
その串田の正体と云うか、思惑を知らなくても、自分の一族の業の深さと云うか…。
それとも、今は東京で暮らしているとはいえ、長年、小さな島で跡取り息子として育てられているから、感覚がやっぱりズレているのかねえ…?

そして、一番気になるのが、いつ串田の中に愛が生まれたのか?
身体か?
変人の考えることは凡人にはわからない…。
でさあ、母親に紹介するのはいいが、男というよりも長男をそういう目に遭わせた一族の息子という方が問題なのではないかと思ったり…。

なんか、面白くないことはないのだけど、なんだかなあ〜。
それでいいのかよ…。
とまあ、ツッコミ満点な作品でしたよ…。
因習もののドロドロさが苦手なんだけど、この結末は…。
この不完全燃焼な気持ちは串田が脇役ででている作品を読んだら解消されるのだろうか…。
やっぱり、変な人と思うだけのような気はするが…。

2012.07.22 Sunday 23:03 | comments(0) | trackbacks(0) | 
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