[ - ]
一定期間更新がないため広告を表示しています
こんな本よみました…ホモ本率9割の読書記録
苦手な方は御注意!! ネタばれ要注意。 |
![]() |
![]() |
「ソロモンの偽証」全3巻 著者:宮部みゆき
[ BL以外の小説 ]
JUGEMテーマ:読書 【あらすじ】 その法廷は十四歳の死で始まり偽証で完結した。五年ぶりの現代ミステリー巨編! クリスマスの朝、雪の校庭に急降下した十四歳。その死は校舎に眠っていた悪意を揺り醒ました。目撃者を名乗る匿名の告発状が、やがて主役に躍り出る。新たな殺人計画、マスコミの過剰報道、そして犠牲者が一人、また一人。気づけば中学校は死を賭けたゲームの盤上にあった。死体は何を仕掛けたのか。真意を知っているのは誰!? まあ、分厚い本が3冊。 読み応え満点といいますか〜。 しかし、「五年ぶりの現代ミステリー巨編!」って…。 『小暮写真館』は? まあ、あれはミステリーとは違うのかなあ〜。 って、これもミステリーとは違うのでは? 700ページ超の本が3冊。 読み応えたっぷり。 さて、この作品を読む前に得た内容の情報。 ある少年(中2)の自殺。 少年をいじめたといわれる3人の少年。 実はその3人の少年が殺したのではないかといううわさ…。 えっ、何? 丁度、この作品の1冊目が発売される少し前にO津市の中2の少年の自殺が話題になっていた。 ネット上では、その少年をいじめていたといわれる3人の少年が話題に…。 そして、学校の隠蔽体質が問題に…。 いや、偶然なんですけどね…。 だって、この作品って、10年ほど前から連載していた作品なんだから…。 別にO津市の事件に対して宮部氏がひらめいたわけではない…。 しかし、この偶然に編集者とかどう思ったかねえ〜。 発売日だって、本当に偶然だっただろうに…。 さて、読み応えたっぷりのこの作品。 世間の評価も大変高いようです。 それこそ『模倣犯』以来の評価でない?と思ったり。 でも、私は『理由』や『模倣犯』に対して、世間一般ほど評価高くないのですよねえ〜。 初期作品の方が好みなの。 そういえば、今、『パーフェクトブルー』のドラマをやっているね。 あの作品も大好き。 ドラマは観ていないけど…。 とにかく、あの頃の作品が好きなの。 最近のは時代小説のほうが好みだったり…。 まあ、ハードルが高いのだとは思いますよ。ある一定のレベルはあると思うもの。 単なる好みの問題なんだろうけどさあ。 しかしながら、この作品は面白いと思った。 1巻はどうしようかなあ〜と思いながらも一応買い。 2巻、3巻は発売日が待ち遠しかった。 特に3巻は…。 でもね、私的には3巻で失速したなあ〜。 いや、まあ、面白かったよ…。 でも、3巻の煽り文句である『驚天動地の完結編!』かと云われたら、どうかなあ〜って感じ。 別に予想していましたけど…。 っていうか、さらにひとひねりがあるかと思っていた。 だって、1巻の煽り文句によると『偽証』で完結したのでしょ? 確かに嘘はついていない…。 あの登場人物のあの行動が、あのセリフで完結したのかもしれないが…。 なんか、最後の最後で「爽やか青春小説」になってしまったようで…。 それで、感動した人は多くいるのでしょうが、私的には肩すかし…。 いや、毒をはいたラストの作品よりはいいのかなあ〜。 そういうラストだったら、、それはそれで文句云っているかもしれないし…。 ただ、なんか綺麗に終わり過ぎ…。 あと、中学生が裁判するのは構わないが、あんなふうに進行が進むわけないと思う。 テレビゲームの『逆転裁判』でもやりこんでいるのか? って、この作品の舞台は1990年代? バブルの頃だよ…。 まあ、バブルの頃だから、こういう展開ができるのよねえ〜。 今なら、インターネットでいろいろと情報が流れるし…。 第一、公衆電話でなく携帯電話で連絡とるだろうし…。 今の時代はミステリー作家にとっては困るだろうなあ〜なんて思ったりもしたり…。 Comment
Trackback
|
![]() |
(C) 2019 ブログ JUGEM Some Rights Reserved.
|