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2017.12.10 Sunday  | - | - | 

「素敵な入れ替わり」著者:小林典雅 イラスト:木下けい子

JUGEMテーマ:読書

【あらすじ】
我が子同然に可愛がってきた息子の親友・倫己が最近そっけなくて、ひっそり傷ついていた広海。
ある日大切な息子が重度のはしかにかかり危篤状態に陥ってしまう。
我が身に代えても助けたい…!
広海がそう願った瞬間、気付けば息子と身体が入れ替わっていた。
息子は助かったものの、元の身体に戻れるまで高校生の息子のふりをすることになった広海。
だがあっという間に倫己に見破られ!? 超年下攻ミラクル・ラブ!!

今月のディアプラス文庫のラインナップは1ヶ月以内に他社さんから新刊を出した作家さんっていうくくりなんだろうか…。
たまたまなんでしょうが、重なったので、そんなことを思ってしまった。


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タイトルにもある通り、入れ替わりネタであります。
非現実な自称なので、そうそうあるネタでもないけれど、なんやかんやと昔からあるネタ。
有名なのは映画『転校生』でしょうか?
あっ、この作品もそのパターンか…。

そういう、数多くあったネタだが、小林典雅さんにかかったらどうなるのだろうか?
と興味深いものがあるわけで〜。

で、読了後の感想なんだが…。
面白かったけど、やっぱりディアプラス文庫の小林典雅作品は物足りない…。
ってものであったりして…。

自分の記憶する限り、既刊の小林典雅作品は12冊。
そのうちディアプラス文庫が4冊。
つまり、3分の1を占めております。
しかも、最近出た作品となると半分以上になるのでは…。
そんなふうに、最近のお仕事がここからの依頼になっているようです。
そして、あくまでもワタクシの個人的な感想ですが、毎回同じようなことを述べている。
なんかパンチが足りないのよ…。
先月からカーラ教授の短編集を読んだからそう思うのかもしれないが、ディアプラス文庫の典雅さんの作品は『笑うミカエル』における聖ミカエル学園の3人娘のよう…。
つまりは猫をかぶっているような…。
いや、典雅さんはそんなつもりはないのかもしれないが、どうしても個人的には「弾けてないよなあ〜」「おとなしいよなあ〜」と思ってしまう。
いや、今回の作品もBLと関係ない古今アイドル談義とかにえらくページ数とってあるところとかは典雅さんらしいのかもしれないと思わないでもないが、お腹がはち切れんばかり笑うという点に置いては、他社作品よりもおとなしいのよねえ…。

まあ、よくよく考えたら、入れ替わりネタとしてもパンチが弱いのかも。
普通は、入れ替わったことに対するとまどいと失敗に対しての読者の笑いがあるはずなんだけど、それがあんまりなかった。
父親として生活する息子は大した葛藤もなしに順応しているし、息子として生活する主人公も困ったのは痴漢にあったくらい?
近所の子どもに告白されるという困った事項もなんやかんやと受け止めて…。
いや、受け止めないとBLとして成り立たないのだけどね。
っていうか、入れ替わりまでの過程が長かったのもあるかなあ〜。
もっと、早く入れ替わらないとさあって思ったり。
その普通のテンポでないのも典雅作品ならではってことも思わないでもないが、やっぱり、パンチが弱いのだよねえ〜。
先月読んだ作品</a>がパンチ効いていたから余計にそう思うのかしら?
騎一センパイくらいぶっ飛んだキャラが出てこないとワタクシ的には満足できないのかしら?
ハードル高過ぎかなあ?


2013.12.14 Saturday 21:58 | comments(0) | trackbacks(0) | 
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