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2017.12.10 Sunday  | - | - | 

「雪花の契り」著者:秋山みち花 イラスト:北畠あけ乃

初めて読む作家さんです。
買うつもりはなかったのですが、北畠さんの口絵に惹かれてつい…。

雪花の契り (CROSS NOVELS)
雪花の契り (CROSS NOVELS)
秋山 みち花

裏切りの代償は、その身体だ。

【あらすじ】
「帰ってきたよ――おまえに復讐するために」
花房伯爵家の跡取り・薫の前に現れたのは、かつての親友であり、忘れられない男・桂木だった。学生時代、薫の父の商略により桂木家は破産。全てを失い単身アメリカへ留学する彼を、薫は物陰から見つめるしかなかった。八年後、艶めく容姿の薫とは対照的に精悍な風貌となって男は戻ってきた――瞳に憎悪の光を宿して。複雑な想いを胸に秘めた薫は、憎しみをぶつけるような口づけに翻弄され!?

カバー裏のあらすじを読んだ時から、話の展開の半分くらいは予想がついておりました。
しかしだなあ、北畠さんの制服の二人の口絵を見たら、ついついレジに持っていってしまいましたよ…。

話としては、もうあらすじから予想できる通り、昼メロ展開でございました。
なんせ、かつての親友から復讐を宣言されてしまうのですから〜。
昼メロでなかったら、ソープオペラ?いや、同じことですな。
で、実は嫌いではないのですよ。こういう展開の話って。
もう、昼メロを堪能しました。

今回の主人公たちは華族様同士で、学習院の同級生だったりします。しかし、受けの薫の父親の商略により、攻めの桂木の家は破産没落。
で、桂木は薫の父親の援助と知らず、アメリカへ留学するわけなのです。
出世して、復讐することを誓って。
また、この復讐の理由って言うのが、家が破産したことよりも、留学前に訪ねに行ったのに会ってもらえなかったことによるのですよね〜。
薫は薫で、相手のことを思って会わなかったのですが、そんな薫の気持ちには気付かず、桂木は裏切られた気持ちでいっぱいな訳ですよ。
で、出世して帰国したらしたらで、他の男に言い寄られている薫を見て、嫉妬の炎を燃やしております。
薫に対する想いは、どちらかというと復讐というか執着というものではないでしょうか?
この誤解とかの展開が昼メロでしたわ。
おいおい、桂木さん、少しは初恋の人を信じてやれよ…といいたくなるほどでございました。
色々ありまして、誤解も解け、最終的には想いが通じ合って、めでたしめでたしなんですけどね。
没落した貴族とか、明治から大正時代とか私の好きなシチュエーションで大変楽しかったです。
ただ、当て馬・植村兄はいい人過ぎたかな〜。
もう少しで薫は家のために植村に抱かれそうになるわけですが、無理強いでなかったし、ある意味薫から持ちかけたわけですし…。
それこそ、長年懸想している相手と本懐が遂げられるかと思ったら、寸前で軍部から呼び出しをくらい最後までできず…。その後、薫に振られるし、恋愛以外でも妾腹がために家は自分でなく確執のある弟が継ぐし、しばらく船上勤務で日本に戻れないみたいですし〜。踏んだり蹴ったりとはこういうことではないでしょうか?この人が一番気の毒な気がしました…。
もっと、嫌な奴だったら、ざまあみろと思い同情なんかしないのですが〜。
本当に薫が好きで、下心は確かにあったかもしれないけど、薫のために一生懸命頑張っていたという印象だったので、気の毒ですな。
ここまで、コテッコテッの昼メロにするなら、当て馬は嫌なエロオヤジとかにしたほうが良かったのでは〜。
それこそ、事業面の邪魔をしていたのは植村弟でしたが、兄と弟の役割を一緒にして、薫の身体をねらって甘いことをいうのだけど、事業ではちゃっかり桂木の方とうまくやろうとするとかいうくらい嫌な奴の方が良かったかな〜。
ちょっと、脇役が中途半端でした。
まあ、2人の世界の話だから、脇役はたいして重要でないのかもね〜。
2007.08.13 Monday 11:17 | comments(2) | trackbacks(1) | 
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2017.12.10 Sunday 11:17 | - | - | 
霖雨 (2007/08/14 10:58 PM)
はーこさん、こんばんは!

北畠さんのイラスト、いいですよね。
私も半分以上、北畠さんが挿絵だという理由でレジに持っていきました(笑)
大正浪漫にまた合った絵だと思います。

昼メロでしたが、またそれが良かったですよね。
薫がしどけない襦袢姿でも、虚勢を張って桂木と対峙するところとかが好きです。
薫が8年前、桂木に隠していたことがぼろぼろとバレてしまうところも、昼メロの醍醐味のような(笑)
華族で復讐物は手に取らないでいたのですが、予想以上に楽しかったので、他のお話も探して読んでみようと思いました。
はーこ (2007/08/16 12:51 AM)
霖雨さん、こんばんは♪

北畠さんのイラスト素敵でしたね〜♪
イラストに惹かれての購入でしたが、内容も満足です。
私は割りと大正時代に弱いのもありますが、雰囲気のある作品だったのが良かったです。
他の作品も読んでみようかと思いましたよ。

TBありがとうございました♪









雪花の契り
「帰ってきたよ――おまえに復讐するために」 花房伯爵家の跡取り・薫の前に現れたのは、かつての親友であり、忘れられない男・桂木だった。学生時代、薫の父の商略により桂木家は破産。全てを失い単身アメリカへ留学する彼を、薫は物陰から見つめるしかなかった。八
| 霖雨の彼方 | 2007/08/14 10:52 PM |