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2017.12.10 Sunday  | - | - | 

「檻-おり- 」著者:烏城あきら イラスト:今市子

これって、烏城さんの作品だったんだ…。
実は雑誌掲載時に読んでいたのですが、烏城さんの作品と認識してなかったです…。
いや、だって…、ね…。

檻-おり- (キャラ文庫 う 1-3)
檻-おり- (キャラ文庫 う 1-3)
烏城 あきら
JUGEMテーマ:読書


【あらすじ】
封印されたあの庭には、決して入ってはいけない──。幼い頃から憧れていた、優しい従兄の宗司(そうじ)と同居することになった稔(みのる)。けれど、日毎に募る仄暗い想いを持て余した稔は、ある夜禁断の庭へ足を踏み入れてしまう。ところが、庭の茶室で自慰に耽る稔を目撃した宗司は、様子が一変!!  「なぜここにいる」と猛々しく稔を抱いてきたのだ。宗司の激情に、稔は歓喜と恍惚の中で陵辱されるが!? 

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烏城さんの代表作といえば、『許可証を下さい!』シリーズをあげる方が多いと思います。
働く男のガチンコラブ♪
ベッドのうえでは抱かれる立場でも仕事に対しては真剣で男らしい受け。
恋人同士であるけれど、仕事の上では良きライバル♪
抱く側、抱かれる側とわかれるが、あくまでも対等な関係の2人を書かせたらすばらしいの一言♪

なのに、なのに…。
主人公である受けの稔は閨での行為以外でも攻めの庇護下にいることを望んでいるようです。
いつもは家族や周りの人々をも大事にして、攻めとの恋愛にのめり込めないことの多い烏城作品の受けが多いのに、この稔さんは愛する相手と一緒にいられるなら、病気の母親を
捨ててもいいと云います…。
情熱的というか、業が深いというか、情念的というか…。

いや、面白かったのですよ。
退廃的で禁忌的で、そして閉塞的で…。
BLっていうより、古き良きJune的作品でした。
今市子さんの挿絵がまた合っておりました。

最初に述べました通り、ワタクシこの作品読んでおりました。
ただ、その頃はまだBL小説をほとんど読んでいない初心者でございまして、『許可証〜』は読んでいませんでしたし、作家さんもほとんど知らない状態でした。
それなのに、なぜ雑誌を読んだかというと、全プレを応募するためだったのです。
山田ユギさんが秀さんの小説の一部をマンガ化したのが入っている小冊子を応募するため、小説Charaを買ったのです。
でも、ほとんど読まなかったかと思います。
なんせ、その頃はまだ榎田さんも全然読んでませんでした…。
どうも、藤井沢商店街の『ギャルソンの〜』も掲載されていたようです。
しかし、読んでないですもの〜。
ああ、勿体ないことした…。
それなのに、この作品を読んだかというと、今さんがイラストだったからさ…。
BLって、もっと軽いものかと思っていたけど、こういう作品もあるんだなあ〜と思ったものでした。

さて、改めて読んだこの作品。
烏城さんって、こういうものも書けたんだなあと再確認。

だけど、この主人公の稔と宗司って、宗司の父親と叔父の幽霊に取り憑かれているのでは?とか思ったのは私だけ?
いや、2年前に読んだときも、おそらく宗司は取り憑かれているのではとか思ったのですよ。だって、偽湘南で稔を襲うシーンはどう読んでも、父親の幽霊に取り憑かれて、叔父の尚秋を襲うというものでは?
幽霊というか偽湘南の中の残留思念とシンクロしたといったほうがいいのかも…。

私の読解力の問題もあるのでしょうが、ラストが曖昧模糊といいますか〜。もう、はっきりとホラーな結末にしてくれた方が読者はすっきりしたかも…。少なくとも私はホラーな結末なほうが脅えながらも今のようなもやもや感を感じはしなかったと思います。
父親と叔父の幽霊(残留思念)が想いを遂げるため、稔をおびき寄せ、偽湘南という檻に閉じ込め、自分達の想いを成就させようとする…。とかいう感じだったら、ある意味分かりやすいのですよ。

でも、どうやら叔父である尚秋は兄に本当の気持ちを告げないことで相手に一生自分を刻み込むことに成功しているのですよね。だから、想いは成就しているわけです。
だから、偽湘南に幽霊がいるとしたら、叔父の尚秋ではなく、宗司の父親の幽霊だと思うのです。
やはり、幽霊とシンクロしていると…。
でも、本人たちがそれを幸せだと感じているし、周りも赦しているからいいのかな?
だけど、私はこういう2人だけの世界に生きることを選ぶというラストがイマイチ好きでないので、面白かったのですが、なんとなく、もやもやした気持ちが残った作品でした…。

ところで、『許可証〜』の新刊はいつ出るのですかね…?
2007.12.02 Sunday 23:46 | comments(4) | trackbacks(2) | 
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2017.12.10 Sunday 23:46 | - | - | 
ゆちゅらぶ♪ (2007/12/03 12:45 AM)
はーこさん こんばんは♪

どうやらシンクロしてたのは私とはーこさんもみたいですよね〜(笑)
ね〜、これは絶対親父が取り憑いてますね!
まあ最後はもやもやといえばそうなんですけど、二人で茶室から出てこなくなるわけでもなく…それって親の目を盗んでしけこんでるだけなんでは?←耽美な世界観だいなし発言。

なんにせよ許可証の続きは待ち遠しいですね♪

ではではTBお願いしますね!
はーこ (2007/12/03 1:01 AM)
ゆちゅ♪さん、こんばんは〜。

確かに、私たちもシンクロしてますね(笑)

で、この作品ですが、少なくとも偽湘南で最初にやったときは、宗司は親父の幽霊に取り憑かれてますよね!!
襲ったことの記憶があったことに驚きましたよ。
幽霊相手なら強姦していいというわけでもないような〜(笑)
まあ、閉塞的ラストではありますが、本人たちは幸せなんでしょう。だけど、わざわざ茶室にしけこまなくてもいいですよね?
でかい家に住んでいるのだから、どちらかの部屋でも…。
やっぱり、幽霊に取り憑かれてますよ!!
単に盛り上がるため雰囲気を出したいのかもしれないけど〜。
↑耽美な世界観だいなし発言2(笑)

そして、『許可証』はシャレードで何回か原稿落ちて、そのまま雑誌が休刊になってしまったので、無事に続きがでてくれることを祈るばかりです。

TBありがとうございました。


霖雨 (2007/12/04 9:01 PM)
はーこさん、こんばんは!

烏城さんは耽美なお話というイメージがなかったので、意外なお話でした。
尚秋はともかく、宜哉の陰が薄くてちょっと哀れでした。尚秋と一緒に死ぬことはせず、抜け殻だけでも生きていく決意をどう固めたのか、ちょっと気になります。

TBいただきますね〜。
はーこ (2007/12/04 11:19 PM)
霖雨さん、こんばんは♪

尚秋は結構ひどい人だなと思いました。
一緒に死ぬよりも残酷なことを宜哉にさせたような〜。
しかも、尚秋は本心を知らせないままで死んだわけですし…。
そりゃあ、残留思念が偽湘南のなかで燻っているよ…と思ってなりません。

しかし、烏城さんの違う一面を知りました。
なんか、今スランプのようですが、早く立ち直って新作を発表してもらいたいものです。

TBありがとうございました♪









幽霊に、足はあるのかないのか?
檻-おり- (キャラ文庫 う 1-3) 烏城 あきら JUGEMテーマ:読書 これは・・・。いつもの烏城さんのつもりで読むとあまりの違いに愕然としますね。 だって受が無職なんですよ!? あんたのツッコミどころはそこかい、というツッコミが聞こえてきそうですが烏
| 水中雑草園 | 2007/12/03 12:46 AM |
檻―おり―
封印されたあの庭には、決して入ってはいけない――。幼い頃から憧れていた、優しい従兄の宗司と同居することになった稔。けれど、日毎に募る仄暗い想いを持て余した稔は、ある夜禁断の庭へ足を踏み入れてしまう。ところが、庭の茶室で自慰に耽る稔を目撃した宗司は、様
| 霖雨の彼方 | 2007/12/04 8:55 PM |