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2017.12.10 Sunday  | - | - | 

「百万の野望」著者:榊花月 イラスト:亀井高秀

イラストに惹かれて購入。
弁護士×若社長ってよくある話だけど…って思っていたら…。
いろいろな意味で驚いたよ。
今回、辛口の上に重要なネタばれもありですのでご注意下さい。

c (幻冬舎ルチル文庫)
百万の野望 (幻冬舎ルチル文庫)
榊 花月
JUGEMテーマ:読書

【あらすじ】
突然現れた弁護士・佐倉に、遺言により実家の莫大な遺産と事業を継げと言われた希世。反発を覚えつつも佐倉の存在に惹かれて…!?

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半分を過ぎても全然ラブ展開しないなあ〜なんて思っていたら、それこそ物語の4分の3過ぎくらいに予想外の展開で本当に驚いたよ…。
えっと、伏線あった?
私は気が付かなかったのですが、他のひとはそれに気が付いたの?っていうか、伏線があったとも思えないのですが…。
死んだ兄の跡を継ぐことになった若社長と顧問弁護士の話だと思っていたら、昼ドラ真っ青の骨肉の争いドラマだったなんて…。
心惹かれた相手は父の息子だった。
つまりは異母兄弟だったのですよ。受けと攻めは。
しかも攻めは兄弟のことを隠して近付き、そして裏切り…。
いやあ〜、本当にびっくりしたよ。甘々な話なんだろうなと思っていたら、予想外のハード&ビター展開。
意外性があって面白かったのだけど…。
いや、本当に予想外の展開で良かったのですが、でも、でも…、

270ページほどの話の200ページ目にそれが判明ってどうよ!?


もうちょっと、こういう展開は前の方に物語の半分を少々過ぎたくらいで判明した方が良くない?
それって、単なる私の好みってこと?
BLで復讐をしようっていうならさあ、実は兄弟で恨んでいるってことがバレる前に身体の関係に持ち込んでさあ、カラダもココロも自分にメロメロにさせた上で裏切るとかさあ〜。いや、それって、もの凄く最低なことですけど。でもさあ、そのヒトとしてどうよ?っていいたくなることをするぐらい、恨んでいるってことなのよ。
で、サイテーなことをして、相手をこれでもかってくらい傷つけて満足したはずなのに…、そのために生きていたはずなのに罪悪感を感じる…。
そして、傷つけられたはずの方も、憎んでいいはずなのに、まだ相手を愛している…。
つまりは憎しみよりも愛が…。
そこが重要なのよ!!こういう愛憎劇は!!
確かに、結果的にはそういうふうに展開してますよ。
だけど、この話はそれがあまりにも後半にきているせいで、その憎しみと愛情に揺れ動く葛藤が書かれていないのよ!!
なんか受けは攻めをそれほど恨みもせずに達観しているというか〜。そりゃあ、元々、身分不相応と思っていた社長職を行きがかりでついだから、社長職には未練がないのかもしれないけど、自分に優しくしてくれていたのは偽りだったのか?とか悩んでもいいような。余りにもピュア過ぎますよ…。
その葛藤こそが読者が求めているものだと思うのですが…。
どうなんでしょう?少なくとも私が求めていたのはソコなんだけどなあ。
しかし、なんですか?榊さんの作品に関しては前回も同じようなことをいってますよ。
なんで、こんなに起承転結の「転」を後半に持ってくるのかなあ〜。
単に私と物語に関するテンポが違うってことなのかなあ。
ネタ的には悪くないのになあ〜って感じです。

あと、表題作とは別の短編…。受けの元秘書の話も悪くはないけど、どちらかというと攻め視点の話が良かったな。
憎んでいるはずの受けに心惹かれずにはいられなかった経緯を書いてほしかったです。
いや、これも私の好みの問題か?
つまりは、榊さんと私の好みは全然違うってことだな。
2009.04.21 Tuesday 22:29 | comments(2) | trackbacks(0) | 
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2017.12.10 Sunday 22:29 | - | - | 
あきこ (2009/04/21 11:55 PM)
こんばんは。はーこさん。成る程、漠然と感じていた違和感の正体はそれですね。
榊さんは、好きなお話も多いですが、苦手な話も多いです。この話の受けも嫌いなタイプではないので残念です。
ドロドロにするなら、最初からしてほしいし、ここまで真面目にひっばったなら、いっそ純愛とかにしちゃえばよかったのに、、、と思いました。
はーこ (2009/04/22 10:08 PM)
あきこさん、こんばんは♪

ワンパターンになるかもしれないけれど、ある意味、様式美っていうものがあると思うの。
ドロドロパターンでいくなら、物語の中盤辺りからいくべきだと思うし、そのドロドロを乗り越えて純愛にいくなら、葛藤も必要と思うの。
この話、そこらへんのパターンを踏まえていたら面白かったのではないかなあ。
それなりには面白かったけど、違和感感じますよね?
受けに関しては私も自分のできる範囲でも頑張ろうとするところが好感を得たのですけどね。
個人的には、惜しい作品のような気がしてなりませんでした…。

コメントありがとうございました♪